寺島:話を戻しますが、気功を使って人を助けたいと思われたとのことですが、占いや運命鑑定も行いますよね?
どうして気功だけでなく、運命学など他のものも勉強しようと思ったのですか?
小柳:わたしの宿命として、いろいろな事を研究して、その学びを活かすということがありますので、そのせいもあるかもしれません。
わたし自身、人間関係や親子関係で悩みました。そういったものの解決の糸口を見つけたいということからスタートしましたが、柱には人の悩みを解決したいという想いがあります。
気功を使ってと思いましたが、それだけでは悩みを解決するには十分ではありませんでした。
他の学問を学んだ理由は3つあります。
1つ目は自分の宿命を知りたかったこと。2つ目は運命を変える方法を知りたかったこと。そして3つ目に学問として探求したいという欲求があったことです。
自然哲学と呼ばれる四柱推命や算命学では自分の宿命を知り、その通りに生きる事が一番幸せだと言われます。ですが、自分の宿命を知って、それが納得できないものであった場合、それを変えたいと思うのが人間だと思います。
わたし自身、運命を変えられるという言葉はとても魅力的でした。そこで運命を変える学問である気学や風水を学びました。
この2種類の学問は相互に関係し合っていると思います。なぜなら宿命を知らないと運命を変えられない、そして宿命を知らないと運命が変わったかどうかわからないのです。
結果として、たくさんのことを学問として学び、それぞれをバランスよく使う事でわたしが目指していたことが可能となったのです。
寺島:小柳さんの探究心が、結果的に人を救う道を確立していったという事だと思いますが、その力は誰でも学べばできるようになるようなものなのでしょうか。
教科書のように学ぶだけではダメですよね?
経験や実践が大事ですか?
小柳:この力は学問として勉強し、実践していくことで誰でも得る事ができます。
もちろん経験は大事ですが、その前にエネルギー伝授という形で能力のコピーを行います。
わたしは訓練し、色々な出会いの中で能力伝授を受けて後天的に色々なことができるようになりました。
それはうまくいかなくてもずっとやり続けたということです。
能力を受け取った後は、自分でどんどん使っていくことが必要になります。
寺島:能力のコピー?それはどのようなイメージですか?
小柳:記憶を移すといいますか、エネルギーと情報を移すという意識で行います。
脳の中心に松果体(しょうかたい)というところがありますが、そこへ見えない気のエネルギーと情報を移すような感じです。
寺島:松果体には何かあるのでしょうか。
それはなんですか?
小柳:スピリチュアルな話になりますが、松果体にはクラウンチャクラがあります。
頭の天辺のクラウンチャクラが開く、覚醒すると神仏の交流ができると言われています。つまり高次元のやり取りがスムーズにできるようになるということです。
なので松果体にアプローチすることは大事なことです。
寺島:伝授を受ける方というのは誰でもいいという訳ではないと思いますが、どのように限られているのでしょうか。
小柳:実際、そういう仕事がしたいと受けられる方もいますが、誰にでもという訳ではありません。
そういうことをするために生まれてきた訳でなければ、それは余計なお世話になります。
寺島:人を救いたいと思っているにもかかわらず、何かにぶつかって悩んでいるということですか。
小柳:そうですね。まじめに一所懸命いろいろなものを修得して、その技術を上げてもなかなか治療が進まず悩んでいる方が多いです。
なぜ治療が進まないのか、それは肉体だけのアプローチではダメだからです。
肉体を健康にしたい場合、心もいい状態にしなくてはいけません。
人間は目に見えない霊体が幾重にも重なって生きています。この霊体が抜けたらタダの人形みたいなもので、もう動きもしません。
肉体があればいいというものではなく、そこには魂があります。
肉体を癒したいと思ったとき、心も癒すことが大切です。
心にエネルギーやいい情報を入れて元気にすれば自然治癒力は上がります。